会社が成長段階になると、本業に力がはいり業績は伸びますが、どうしても会社の人事・労務管理が後回しになりがちです。そうなると労働保険・社会保険の手続が遅くなったり、給与計算で金額を間違えたり、退職した社員に残業代の未払で訴えられたり、なにかとトラブルが起こりやすくなります。
「インターネットで検索すれば、最新の情報が容易に手に入り、社労士にわざわざお金を払う必要は無い」と言われる社長様もいらっしゃいます。しかし、実際は書類の不備で何度も役所に足を運び、給与計算で金額を間違え、もらえるはずの助成金を申請しなかったりと、なかなかうまくいきません。なぜうまくいかないか?その理由は「経験」です。私ども専門家は豊富な経験を基に、「検索しても出てこない価値ある対応」を行います。ぜひとも、社長様には本業に力を集中し、それ以外は専門家にアウトソーシングすることをお勧めします。
すべての業務がアウトソーシングに適しているわけではありません。一般的に「定型的な業務、専門性が必要な業務、1ヶ月に一度の業務」などはアウトソーシングに適した業務と考えられますが、社長様のビジョンや会社の現状に合ったアウトソーシングが必要です。
そのような考えのもと社長様にとってお役に立つ、主なアウトソーシングの内容は以下の通りです。
① 労働保険・社会保険の手続
「たった一枚の手続書類のために半日をつぶした経験はありませんか?」 アウトソーシングにより手続に時間をかけたり何度も役所に足を運んだりすることがなくなります。また頻繁に起こる法律の改正情報や社員を雇う際に助成金を活用するなど常に有効な提案が受けられます。
② 給与計算
給与計算を正確に行うには、労働保険や社会保険そして労働基準法や税法など、広範囲な知識が必要です。アウトソーシングにより締日から支払日までの短い期間で適切な給与計算を行えます。
③ 人事・労務管理
退職した社員に残業代の未払で訴えられるなど、会社の規模に関係なくトラブルは起こる可能性があります。アウトソーシングにより、貴社の人事・労務管理の現状が把握でき、トラブルになる前に潜在的なリスクを回避できます。また、最近は10人未満の会社でも、社員の増加に伴い今までのようにアットホームな労使関係では不都合が生じることが多くなり、就業規則を作成するケースが増えています。
顧問料が安いのに越した事はありませんが、長いお付き合いのできる社会保険労務士をお探しなら「親しみがあり仕事のできる社会保険労務士」を選ぶことが重要です。
ホームページやパンフレット、DMでは、人間性や実力までは見抜けません。やはりお会いしていただくことが一番だと思います。社長様であればお会いして少しお話をすればその者の人間性は見抜けるはずです。また、実力を見抜くポイントは2つあります。
① その場で質問をする。
実力があれば、事前に内容を伝えず質問しても即座に回答できるはずです。その際は社会情勢など一般的なことを聞くのではなく、実際に御社で困っていることを具体的に質問し、具体的な回答をさせなければ意味がありません。
② 複数の社会保険労務士から選ぶ。
どんなにいいと思っても、比較しないと本当の実力はわかりません。また、信頼できる方からのご紹介でも社長様との相性もありますし、複数の社会保険労務士とお会いすることをお勧めします。