「協会けんぽ」は毎月、季節の健康情報を発表しています。今月は「日本人のがん予防」です。生涯のうち、がんと診断されるリスクは約2人に1人と推計されているほどで、がんは国民病の一つといえるでしょう。
がんは生活習慣によるところが大きいわけですが、中でもキーポイントとなるのが「禁煙」と「食習慣改善」です。
喫煙は、たばこを吸う人のみならず身近にいて煙を吸う人(受動喫煙者)のがんのリスクも高めます。喫煙によって起こりやすいがんは「肺がん」のみならず、「口腔がん」「咽頭がん」「食道がん」「膵臓がん」など多種あります。今すぐに禁煙を始めましょう。
一方、食習慣の改善のためには、塩分や動物性脂肪が高い食品を控え、野菜や果実を十分に摂取すること。また、免疫力をアップさせる食品、たとえばきのこや豆類などを積極的に取り入れることもがん予防には大切です。